Online teaching Practice
例えば、算数だったら足し算や引き算・掛け算・割り算などの基礎はもちろん、応用問題に取り組むなどほぼ全員が通る道ですよね。しかし性教育はそうではありません。学校で包括的に性を学ぶことができる子どももいれば基礎でさえ、学ぶことが出来ない子どももいるのです。そういった差を生み出してしまった原因の一つに『学習指導要領』があります。中学校の保健体育では「妊娠や出産が可能となるような成熟が始まるという観点から、受精・妊娠を取り扱うものとし、妊娠の経過は取り扱わないものとする」と記載されており、”セックス”については学校で教えなくてもよいと定められています。学習指導要領でこのように定められている限り、学校は記載されている以上のことは授業としてする必要はありません。
また、学習指導要領において『性の多様性』『性的指向』に関する記載も一切ありません。自身の性別に違和感を持っていたり、同性や両性に好意を持っていたりする子どもたちはいないものとして扱われています。性教育に興味・関心がある教員や力を入れている学校に当たらない限り、性に関する十分な教育を受けないまま大人になっていきます。つまり”運しだい”なのです。
では”運しだい”で性に知識を得られなかった子どもが大学生になり教員を志すようになったとしましょう。 残念ながら現在の教員養成課程のカリキュラム内では”性教育”を必修として学ぶことはほとんどありません。 よって”性”の知識を得られないまま教員になることになります。
しかし、教員が教員養成課程の段階で少しでも性について学び、知識を持つことで性教育に関する悩みから、子どもたちだけでなく、先生たち自身のことも救えるのではないかと考えました。そこで私達「もあふる」は、これからの教育を担う学生さんたちに『性教育』をオンラインでの教育実習でお届けいたします。
オンライン『FTMオネェ酒場』ママ
トランスジェンダー当事者
MIXバー元従業員
1000人以上のLGBTQ+と関わった経験
元養護教諭
フリーランス性教育講師
トランスジェンダー当事者
株式会社G-pit代表取締役
カウンセラー
教育家
元法務教官
古内しんご先生
(偽善者先生)
『つみき』代表
教育コーディネーター